2016年5月30日月曜日

ダサくないサイクルウェア

 元々、サッカーがメインのフィールドである自分にとっては、サイクルウェアというものがどうも違和感があるというか、何か恰好が悪く見えてしまう。特に締ってない身体に、ピチピチの派手なシャツ、あるいは、派手な色のなんだかやぼったい感じのザ・ユニクロウェア。だいたいがそんな感じで、サッカーのユニあるいは、サッカーマンらしいおしゃれに慣れてきた自分にとっては、どうも抵抗がある。これまでもそういうわけで、サイクルウェアの典型のようなものは切ることなく、ポロシャツと半パンのようなラフな服装で走ってきた。

 しかしまあ、ポロシャツやら、普通の半パンだと、どうも服がバタついて調子が良くないのである。そこで、仕方なく自分的にダサくないウェアを購入してみた。

 まず、パンツの方であるが、これはたまたまプーマのランニングウェアで厚めの黒いピチっとしたパンツがアウトレットで安く売られていたので即購入。自分が所属していたクラブチームはプーマと専属契約していたので、サイズが分かるというのもあった。
 そして、肝心のシャツの方だが、これはアディダスで灰色の下のようなシックなデザインのものがあった。


 これに黒のパンツ、それに、パトリックの黒いSPDシューズを合わせれば、まあ悪くない感じである。すべてサッカーブランドでなじみがあるのも良い。自分はヘルメットも黒なので、まあ、普段着でもおかしくはない色合わせである。
 まあ、写真にするとこんな感じである。






















 まあ、カッコいい、ということはないが、マシではある。

安物自転車パーツのインプレッション:中華カーボンフォークと偽物スパイダーツインテール

 以前に購入した、スパイダーツインテールの偽物以前の記事)と、AliExpressで購入した中華カーボンフォーク(以前の記事)をEscape R3に組み付けて100km以上走ったので、その感想を記録しておく。

 今回はとびしま海道と言われる、蒲刈島から愛媛県の岡村島まで行ってきた。おおよそ140kmの行程。

 まず、カーボンフォークについてだが、効果はまあまああったと思う。実感したのはスタートの際の加速のし易さと、登り坂での速度の向上。スタートは数字にはなかなか表しにくいが、速度に乗るまでの時間は確実に短くなったと思う。そして、登坂の際のスピードはおそらく+2km/hぐらいは向上したと思う。サイコンで見たところでは、いつも10km/hで登っているのような坂(これはとびしま海道ではなく、家に帰る最中にあるのだが)を12km/hで上がっている。実際、700-800gぐらい軽くなっているのだから、それぐらいは数字に出ると思われる。
 それから、肝心の強度だが、道中で一度、歩道から車道に降りる際にかなりの段差を降りてしまったことがあった。全体重がフロントフォークに加速度を付けて掛かったと思うが、まあ、なんともなかった。時間経過とともにどうなるのか、経年劣化はあると思うが、軸も振れていなし、とりあえず新品の状態では何の不具合もなかった。

 そして、シートの方はというと、こちらも悪くはなかった。特に、Escapeの標準シートはクッションがあるのは良いのだが、幅広なのでペダリングの際に若干横をすっていた。それが無くなっただけでもだいぶ快適に感じた。
 むろん、素材はプラスチックのそのままであるから、クッション性という意味ではかなり落ちている。しかし、ポジションはきっかりだしていたので、当たるのは骨盤の骨あたりで特に耐えられない痛みは生じなかった。それでもさすがに終わりの方では痛くはなるので、ちょっとずつポジションを変えながら乗った。こういうことは元々のサドルでもあったので、まあ、こんなものかと思っている。軽量になった分のメリットはカーボンフォークのインプレッションと先に挙げた、乗り出しと登坂のj効率に効いているだろう。もう少ししばらくのると、また自分の体の方がこのサドルに慣れて来て快適になるように思う。

 というわけで、Escape R3のカーボンフォーク化とスパイダーツインテールの偽物は投資額に対して効果はあり、購入して良かったと思えるものであった。



クランクとBB、スプロケットの交換

 2009年の春に購入してもう7年が経とうとしているが、メンテなしで使っているボトムブラケットはそろそろ代えても良いだろうと思う。
 特に不具合は感じていないのだが、手で回してみると回転は渋いようだし、きしむ音もする。この際だからということで、オークションでFC-RS500 という、完成車に付いてくる105グレードのクランクセットを5000円以下で落として付け変えることにした。BBはせっかくなので唯一のDURA-ACEをおごって、SM-BB9000を購入 。

 それから、最近、100kmぐらいを楽に走るようになって気がついたのだけど、スプロケットの構成が良く言われるようにワイド過ぎて後半になると巡航速度が落ちる。元々、Escape (2009)に付いているスプロケットはCS-HG40 8I aw-groupというもので、歯数は11 -13 -15 -18 - 21 - 24 - 28 - 32Tとなっている。
 私の場合、重い車体と体重のままヒルクライムも果敢に挑戦するので、軽いほうの32Tはあると便利なのだが、重いほうの11Tは激坂を下る最中か、よっぽど良い道しか使わないし、だいたいの場合は、平地でもフロント(28-38-48T)をミドルの38Tにして、リアを13-18Tぐらいで走っているのである。

 私よりも明らかに非力と思われる人たちも11Tなどのスプロケットを付けて走っているようなので、もしかするとBBの剛性や重さの問題で11Tが踏めないのかもしれないが、おそらくクランクを変えてもアウター50Tのギアでは、11Tはいらないと思われた。そこで、この際なのでスプロケットもCS-HG50-8-V [ICSHG508326]にすることにした。このCS-HG50-8-Vの構成は13 - 14 - 15 - 17 -19 -21 -23 -26Tである。重いギアはクロースにしてあり、さらに26Tがあることで山も登れるであろうという考えである。28Tでも良かったが、おそらくクランク周りの重量が元のクランクから500g軽くなるはずなので、おそらく大丈夫だと思っている。


2016年5月22日日曜日

Escape R3への投資金額

 これまでにEscape R3 (2009)の改造にどれだけ投資してきたのか、少々気になったので、消耗品を除いた主だったのパーツについてまとめておく。

Escape R3本体 ¥47,800 2009/6/21
BBB BSP-11 ROADPOST シートポスト \4,410 2011/5/23
WH-R500 ホイール \10,269 2011/5/27
BR-R463前後 \3540 2013/3/13
FSA OMEGA PSH コンパクトバー 31.8 420mm \2,970 2013/3/22
PROFILEDESIGN ARIS OS シュレッドレスステム 31.8 ブラック \3,170 2013/3/22
ダイアコンペ Wシフター  グランコンペ \3,320 2013/3/22
Retroshift/レトロシフト CXVn CX2n \13,800 2013/3/28
Dixna FPスポットクリップレスペダル \5,100 2015/7/21
無印 中華カーボンフォーク \4,246 2016/5/12

合計で\98,625。結局、安いロードバイクは買えていたということかもしれない。







2016年5月19日木曜日

中華カーボンフォークをEscape R3に組み付け

 先日購入した中国製のVブレーキ仕様のカーボンフォークを機材がそろったので、Escape R3に組み付けた。機材と言うのは、スターファングルナットVブレーキの台座ボルト M8 2本、それにパイプカッターである。

 まず、パイプカッターでアルミのコラムを切った。長さはデフォルトのクロモリフォーク時代に使っていた長さから4mm短い、221mmにした。よくパイプカッターで切ると切り口の内径が狭くなったり、変形したりするとのことだが、野球中継を見ながら気長にゆっくり、さらに潤滑油を加えながらのやったのが良かったのか、そういったことはなく、きれいに切れた。ただ少しバリが残るので、パイプカッターについているヤスリと、紙やすりで丁寧にバリを取った。
ゆっくりと削る。結構、アルミの削りかすを生じる。

切った直後。

 次に、スターファングルナットの圧入であるが、これもネットで他の人が行っていたのを参考に、M6の長ねじとボルト、大きめのワッシャーを使って、下から締め付けてスターファングルナットをコラム内に押し下げる。
今回購入したスターファングルナット。

長ねじとボルト、ワッシャーを準備し、

長ねじの先端にスターファングルナット、
下からギリギリと締め付け、

スタファンを下に押し込む。


中間ぐらいまで来たところ。まっすぐ入るように慎重に。

このぐらいまで圧入した。

 初めての作業だが、まったく問題なく順調に作業が進んだ。
 続いて、Vブレーキ台座の組み付け。実はこの作業が一番大変というか、不安になった。台座のボルトがフォークの方のネジ穴に中々入らないのである。フォークの方の工作精度も良くないし、台座ボルトの工作精度もひどい。どっちもどっちで最後までねじ込めるのか、不安になりながらの作業であった。自分は力が強いので、もしかすると一度も使用しないままフォークを破壊するのではという恐れがあった。
購入した台座ボルト。中古品ではないかと思わせるほど、粗雑な作りだった。特にレンチを掛ける切欠きの工作精度は適当に刃物でぶった切ったようになっており、最悪に近い。ネジ緩み防止の塗膜も塗っている部分がさびているようにも見えた。(これが1000円近くする部品とは思えない)

中々入っていかない。

小さなレンチでは回らなくなったので、モンキースパナを使って回した。

 しかしまあ、なんとか回し切って、Vブレーキも取り付けることができ、きっちりと組み付けることができた。

 組み付けたEscape R3はこんな感じ。

 もともと、シートポストやハンドルをブラックで揃えていたので、フォークを変えても違和感があまりなく、むしろ締って良い感じにまとまったのではないかと思う。
 肝心の乗り心地も、カーボンの弾力で振動の種類が変わった。もちろん、悪路では振動や段差を越えた際の衝撃はあるのだが、なんというかフォークの弾力で跳ね返している感じがある。そして何よりも、車重、特に前輪側の重量が全く違う。500g軽くなると、かなり違う。ハンドリングも軽いし、坂などではペダルも軽い。

 とりあえず、中華カーボンフォークの導入はできた。ただ、これが良かったのかどうかは、ロングライドでの感触、そして何よりも耐久性を検証してみないことにはわからない。

2016年5月15日日曜日

中華カーボンフォーク(Vブレーキ仕様)を購入

 Escapeのクロモリの重量級フロントフォークを交換するするため、いろいろ悩んだが、2万円以上する新品のメーカー品を買う気にはなれず、結局、アリババ(Aliexpress)で安いカーボンフォークを輸入するという賭けに出てみた。なんと、価格は4,246円であった。一応、リンクを張っておくとココ

 販売している会社はKANGQI SPORTS CO.,LTD.。まだ販売し始めてから半年ぐらいしか経っておらず怪しい感じではあったが、商品の評価が良かったので、まあ、試してみるかということで発注。注文したのは月曜日で届いたのは日曜日、予定では発注から一週間で届くと言うことであったが、少し早いぐらいで届いた。

 梱包は普通で、段ボールにエアーパッキンを包装し、フォークの先にはプラスチックのカマセがついていた。輸送中についた傷などはなかった。
 ただ、写真の通り、届いたものはツヤありのブラックではなく、ツヤなしのブラックであり、塗装はかなりの厚みをもって塗られており、結構雑な感じではあった。特にVブレーキの取り付け部分の裏側などは塗装が垂れたのか、モコモコしていた。強度は良く分からないが、触ってみたりした感じでは十分強度はありそう。接続部分もガチっとしていて、まあ、すぐにダメということはなさそうではある。

 スターファングルナット、あるいはプレッシャープラグといったものは付いていなかった。また、V
ブレーキの台座もなかった。これらは別途購入することになった。



 気になる重量は690g。元々のEscapeのクロモリフォークは1100gだから秤のメモリを当然のことながら一瞬で振り切れた(なので写真はなし)。アルミコラム部分の重量が結構あるので、コラムを詰めればおそらく600gぐらいにはなると思う。そうなれば500gの軽量化ということになる。

 よくEscapeのフロントフォーク交換の際に言われるのが玉押しの取り外しが大変ということだが、確かにびっちりハマっているので、カッターの刃でもなかなか隙間に入れるのは大変だった。が、まあ、器用な方なので、カッターの刃を当てつつ、刃をまっすぐペンチで打つという芸当でサクッと隙間を作り、マイナスドライバーでスポッと取り外せた。新しいフォークへの圧入もコツコツとドライバーでバランス良く入れて普通に入った。なんということはないという感想しかない。

 今日はスタファンとパイプカッターがないので、最終的なフレームへの取り付けは出来なかったが、パーツが届き次第、作業を行う。スターファングルナットの圧入については、M6の長ねじ(280mm)と大きめのワッシャーとボルトで行うことにして、とりあえずそれを買いだしに行っておいた。

 スタ―ファングルナットとパイプカッター、Vブレーキ台座はアマゾンでセットで購入。スターファングルナットは思った以上に安価で買い合わせ対象商品だったのでまとめて買うのが正解。






2016年5月14日土曜日

TIOGA spyder twintailの偽物、Vertuのメッシュサドル

 ここのところ、Escape R3のパーツを入れ替えることにちょっと熱を帯びて来ていて、その一環として、サドルを交換することにした。
 ロードバイク購入者はだいたい堅いサドルになれず、結局ゲルの入ったもっこりパンツを履くようだが、Escapeのサドルは最初からクッション性が高く、わざわざ堅いサドルを購入し、もっこりパンツを履く愚を犯す必要はなかった。しかしながら、このサドル、重いのである。約400g。

 たまたまAmazonで軽量 メッシュ サドルというのを見つけて、こんなものケツが痛くなるだけだろうと思ったが、どうやらメッシュ部分はしなって柔らかいらしく、これは良いかもしれないと思いだした。というのも職場の椅子はエルゴヒューマンのメッシュで、かなり快適だからだ。そして、何よりも価格。なんと750円である(購入時)。あまり迷わずに試してみようと言うことで、購入した。

 実はこのサドルにはoriginalがあり、これはfake。TIOGA スパイダーツインテール サドル(TIOGA spyder twintail)がoriginalで、サドルのレールがTIOGAは中空(Hollow Compositte Alloyと刻印)、偽物のVERTUはステンレス。あとは、素材も本物の方が堅いらしい。

 届いたものはこんな感じ。VERTUとばっちり書いてあり、いい加減な貼り方をされたシールが付いている(カッコ悪いのですぐにはがした)。


 アマゾンの評価では、レールが曲がっているというコメントもあったが届いたものは一応、まっすぐになっていた。バリがひどいということもなく、割とアタリがとどいたのかもしれない。ただ気になったのはレールと座面の固定があまく、若干前後に動くこと。よほどsensitiveな人しかおそらく気にはならないだろう。
 重量は約200gなので、Escapeの標準サドルからは200gの軽量化。


さっそく交換してみた。
 シートポストはずいぶん前にBBB シートポスト(BSP-11)に交換してある。2ボルトの微調整の効くポスト。


 見た感じはなかなか良い。サドルが下がった分、ポストを上げて、座面の位置と平行を調節した。
このときは、わざわざ2ボルトのクランプがついたシートポストを買っておいて良かったと思った。
 平行は座面の平べったい部分(後ろの跳ねた部分を除いた前部)に合わせた。

 ちょっと座った感じだけだが、ちょっと座面が沈み込むので平行は少しだけ前傾するようにすると良い感じ。ポジションは出してあったので、あとは身体の感覚で合わせた。はたしてこれでロングライドした場合の疲労感はどうなるのかが気になるところ。

2016年5月13日金曜日

GENTOS SOL-036Cと、ロゴス ランタンフックを購入

 家族でキャンプに行ってみると分かるが、キャンプの際にメインで過ごす場所はテントではなく、タープの下のテーブルなのである。バーベキューから食後のだんらんもタープの下で過ごすので、テントは寝るときだけという感じ。
 ならば、テントの中を照らす弱い照明よりもタープの下の広い空間を照らすランタンが欲しくなるというもの。一応、仕事用に購入したEX-757MSも持っているのだが、150ルーメンで割と明るほうだが、実際にタープで使って見ると光の広がりが狭いので、影が出来て暗く感じる。そこで以前に書いたように、SOL-036Cを購入することにした。SOL-036Cを選んだ理由は、明るいことと、エネループで揃えている単三の乾電池が使えるからである。GENTOSのランタンシリーズには、SOL-013Cなどのより明るい(SOL-013Cは530ルーメン)ものもあるが、単一乾電池仕様で、毎回乾電池を用意するかエネループを利用する場合はアダプターを利用して使用よりも短い時間しか使えない。


 実際に届いたパッケージは簡素なもので、ブリスターパックに入っている。電池も単三のアルカリ乾電池6本が同梱されていてすぐに使用可能である。電池はテスト用だが、緊急に必要になった場合はとてもありがたいに違いない。

 

 電池のソケットはこのようになっていて、6本入る。

 EX-757MSSOL-036Cを並べると、こんな感じで少しSOL-036Cの方が太い。

 このSOL-036Cをタープの天井かタープの横にフックでひっかけるために、ロゴス ランタンフックも購入した。ひっかけれる支柱の太さには幅があるのでラックにも引っかけることもできる。

 SOL-036Cは室内で使って見ると、かなり明るく、普通のペンダント照明に近い明るさがある。一方で、EX-757MSは少し暗い。これもキャンプらしくて良いが、SOL-036Cのすごいところは、ただ明るいだけでなく、昼白色から暖色系まで色温度を切り替えることができ、さらに「キャンドルモード」なる明かりが揺れる機能まである。キャンプらしさを味わおうと思えばこういう機能を利用することもできるのである。
 通常は、SOL-036Cを天井に、ランタンフックでEX-757MSを支柱に吊るしてバーベキューグリルを照らすのが良さそうだ。