2012年1月3日火曜日

Huawei E586を買う。(前編、パケット代について)

携帯電話のパケット通信料を気にして携帯を使用している人は、何パーセントぐらいいるのだろう。スマートフォンが一般的になってきた今、ほぼすべての人がパケット代の支払いを気にせず使っているに違いない。自分の職場には職業柄、緻密な考え方をする人が比較的多いので、実は同僚のiPhoneユーザーの全員がパケット代を「標準プライスプラン パケットし放題 for スマートフォン」の下限額である1,029円(Softbankの場合)しか払わずに利用している。

まず言いたいのが、パケット代を支払うのがどれだけ馬鹿らしいか。例えば、ソフトバンクの二段定額制の場合、上限の4410円に届くまでのパケット量がどれだけの情報量になるのか、考えてみると良い。パケットという謎な単位だから不可解なのだが、これは単純に128バイトだ。ソフトバンクによれば(2012年1月現在)、1パケット(128バイト)を通信する度に\0.084課金するので、4410円には、6,720,000バイト、すなわち6.72Mbの通信で達することになる。ちなみに下限額の1029円には、1.56Mbの通信で達する。写真を誰かに送信するとして、1枚あたり2Mbとすれば、3枚送れば天井に達する課金制度なのである。これはとてつもなく高い通信料だと感じないだろうか?。webページを一つ見るのに1Mbの近くデータになる場合すらあるのに、3G回線でネットサーフィンなどすれば即上限である。もっとも、通信すればするほどデータ量あたりの値段は安くなるが、家にはもっと速度も早く、快適な光回線がある。スマートフォンしかインターネットに接続する手段がないという人間でなければ、二重に情報料を払う必要はない。

そういうわけで、同僚は皆、パケット代を緊急時の用途にしか利用していない。実はスマホを使っている人で、家でネットを使っていないという人は珍しいんじゃないだろうか。家に帰れば、インターネットラインがあるならば、無線LANアクセスポイント、いわゆるwifiを付けてしまえば、快適に、かつ、タダでスマホをネットにつなげられるのである。こんな時代である、無線LANアクセスポイントも2000円からある。2000円であれば、月のパケット代の半分で買えるのだ。必ず元は取れてしまう。



わざわざスマホ用と銘打ってあるものある。もっとも、softbankなんかは自社の3G回線の避難用として、「パケットし放題フラット」を契約した人間に無線LANアクセスポイントを配っている。しかし、ここまで言えば分かると思うが、softbank側からすれば「フラット」を契約した人間に配るのがミソなのだ。

とまあ、パケット代が暴利であることについて散々書いてきたが、ここまで言っておいて、パケットをどうしても利用したくなる時が年に何度かあるのだ。それが、出張というイベント。

最近は連絡は隣の部屋であってもメールでやる日常。長期の出張に行くときには、パケット縛りでスマホを使うのが結構つらくなってくる。個人的に一番困るのは、電車の乗り換え案内が自由に見れないことだ。自分だけだと言われたら情けないが、普段、ラボから出ていないと世間の流れについていけなくて、リアルタイムで乗り換え案内が見れないと不安になってしまう。さらに困るのはフィールドワークに行った場合。駅などは無料wifiがあったりして助かる場合もあるが、郊外にでれば携帯キャリアの電波以外に頼るものはない。仕方がないので、今までは、出張がある月は「パケットし放題の月」ということにして、データ通信を上限まで利用していた。

前置きが長くなったが、ここまでがHuawei E586を買うことになった背景だ。次、後編で何をしようとしているかを書く。

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