2016年5月19日木曜日

中華カーボンフォークをEscape R3に組み付け

 先日購入した中国製のVブレーキ仕様のカーボンフォークを機材がそろったので、Escape R3に組み付けた。機材と言うのは、スターファングルナットVブレーキの台座ボルト M8 2本、それにパイプカッターである。

 まず、パイプカッターでアルミのコラムを切った。長さはデフォルトのクロモリフォーク時代に使っていた長さから4mm短い、221mmにした。よくパイプカッターで切ると切り口の内径が狭くなったり、変形したりするとのことだが、野球中継を見ながら気長にゆっくり、さらに潤滑油を加えながらのやったのが良かったのか、そういったことはなく、きれいに切れた。ただ少しバリが残るので、パイプカッターについているヤスリと、紙やすりで丁寧にバリを取った。
ゆっくりと削る。結構、アルミの削りかすを生じる。

切った直後。

 次に、スターファングルナットの圧入であるが、これもネットで他の人が行っていたのを参考に、M6の長ねじとボルト、大きめのワッシャーを使って、下から締め付けてスターファングルナットをコラム内に押し下げる。
今回購入したスターファングルナット。

長ねじとボルト、ワッシャーを準備し、

長ねじの先端にスターファングルナット、
下からギリギリと締め付け、

スタファンを下に押し込む。


中間ぐらいまで来たところ。まっすぐ入るように慎重に。

このぐらいまで圧入した。

 初めての作業だが、まったく問題なく順調に作業が進んだ。
 続いて、Vブレーキ台座の組み付け。実はこの作業が一番大変というか、不安になった。台座のボルトがフォークの方のネジ穴に中々入らないのである。フォークの方の工作精度も良くないし、台座ボルトの工作精度もひどい。どっちもどっちで最後までねじ込めるのか、不安になりながらの作業であった。自分は力が強いので、もしかすると一度も使用しないままフォークを破壊するのではという恐れがあった。
購入した台座ボルト。中古品ではないかと思わせるほど、粗雑な作りだった。特にレンチを掛ける切欠きの工作精度は適当に刃物でぶった切ったようになっており、最悪に近い。ネジ緩み防止の塗膜も塗っている部分がさびているようにも見えた。(これが1000円近くする部品とは思えない)

中々入っていかない。

小さなレンチでは回らなくなったので、モンキースパナを使って回した。

 しかしまあ、なんとか回し切って、Vブレーキも取り付けることができ、きっちりと組み付けることができた。

 組み付けたEscape R3はこんな感じ。

 もともと、シートポストやハンドルをブラックで揃えていたので、フォークを変えても違和感があまりなく、むしろ締って良い感じにまとまったのではないかと思う。
 肝心の乗り心地も、カーボンの弾力で振動の種類が変わった。もちろん、悪路では振動や段差を越えた際の衝撃はあるのだが、なんというかフォークの弾力で跳ね返している感じがある。そして何よりも、車重、特に前輪側の重量が全く違う。500g軽くなると、かなり違う。ハンドリングも軽いし、坂などではペダルも軽い。

 とりあえず、中華カーボンフォークの導入はできた。ただ、これが良かったのかどうかは、ロングライドでの感触、そして何よりも耐久性を検証してみないことにはわからない。

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