2016年5月30日月曜日

安物自転車パーツのインプレッション:中華カーボンフォークと偽物スパイダーツインテール

 以前に購入した、スパイダーツインテールの偽物以前の記事)と、AliExpressで購入した中華カーボンフォーク(以前の記事)をEscape R3に組み付けて100km以上走ったので、その感想を記録しておく。

 今回はとびしま海道と言われる、蒲刈島から愛媛県の岡村島まで行ってきた。おおよそ140kmの行程。

 まず、カーボンフォークについてだが、効果はまあまああったと思う。実感したのはスタートの際の加速のし易さと、登り坂での速度の向上。スタートは数字にはなかなか表しにくいが、速度に乗るまでの時間は確実に短くなったと思う。そして、登坂の際のスピードはおそらく+2km/hぐらいは向上したと思う。サイコンで見たところでは、いつも10km/hで登っているのような坂(これはとびしま海道ではなく、家に帰る最中にあるのだが)を12km/hで上がっている。実際、700-800gぐらい軽くなっているのだから、それぐらいは数字に出ると思われる。
 それから、肝心の強度だが、道中で一度、歩道から車道に降りる際にかなりの段差を降りてしまったことがあった。全体重がフロントフォークに加速度を付けて掛かったと思うが、まあ、なんともなかった。時間経過とともにどうなるのか、経年劣化はあると思うが、軸も振れていなし、とりあえず新品の状態では何の不具合もなかった。

 そして、シートの方はというと、こちらも悪くはなかった。特に、Escapeの標準シートはクッションがあるのは良いのだが、幅広なのでペダリングの際に若干横をすっていた。それが無くなっただけでもだいぶ快適に感じた。
 むろん、素材はプラスチックのそのままであるから、クッション性という意味ではかなり落ちている。しかし、ポジションはきっかりだしていたので、当たるのは骨盤の骨あたりで特に耐えられない痛みは生じなかった。それでもさすがに終わりの方では痛くはなるので、ちょっとずつポジションを変えながら乗った。こういうことは元々のサドルでもあったので、まあ、こんなものかと思っている。軽量になった分のメリットはカーボンフォークのインプレッションと先に挙げた、乗り出しと登坂のj効率に効いているだろう。もう少ししばらくのると、また自分の体の方がこのサドルに慣れて来て快適になるように思う。

 というわけで、Escape R3のカーボンフォーク化とスパイダーツインテールの偽物は投資額に対して効果はあり、購入して良かったと思えるものであった。



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