2016年7月31日日曜日

ロングライドの装備―ライト兼用モバイルバッテリー。

   自転車ロングライドで快適に走るためには、どうすればいいか。
  当然のことではあるが、整備をきちんとやっておくことが一番である。私は日常もロングライドも全て同じ自転車(Escape R3)を使用している。普段は長くても数キロぐらいしか走らないので、少し異音がするという感じの不具合は、ついつい放っておいてしまうのだが、100キロ以上
走るとなるとこれが気になってしまう。実際、異音というのは部品の組み付けなどに不具合があるために発せられるので、すぐに処置すべきなのである。
  一応、ロングライドにもその場で処置するために工具(マルチツール)も持っていくのだが、ライドの途中で修理するのは結構億劫である。そして、そももそほとんど使わないのに、重い工具を入れて走るのが無駄である。

  考えてみれば、自転車機材の性能を上げるために数万円を出して数百グラムを削るが、工具類や装備品の重量で数万円分の効果を無駄にしているのである。
  そうなると装備を改めて考える必要があるように思う。
  まず、ロングライドでは念のために必要な補修等に必要なものは以下が考えられる。

パンク修理セット
・チューブ×1
・ポンプ

  マルチツールはしっかりとした整備をしていれば、日帰りのロングライドではいらないのではないかと思う。実際、必要になったことは数回しかない。
   それから、昼間のライドの場合、重いライトもトンネル以外では使うことがない。逆に良く利用するのはモバイルバッテリーである。最近はGarmin Vivoactive Jをロガーとナビ(Dynamic Watch利用)両方に利用しているが、Vivoactiveはスマートウォッチとしての機能がメインであるのか、バッテリーの持続時間がそれほど長くはない。Dynamic Watchのナビ表示を制限して使っても6時間ぐらいしか持たないのである。ちょうど100キロ走ると6時間ぐらいなので、早く帰ることができれば大丈夫ではあるが、少々心もとない。推奨はされていないようではあるが、Vivoactiveの充電器は強力な磁石で張り付くようになっているので、少々の振動では外れないようになっている。私は車体にVivoactiveを取り付けるホルダーを利用しているので、充電器をはさみこめば充電しながら走行することも可能である。これは実際に200キロをこれで走ったので雨が降ったりしなければ問題ないと思われる。
  ただし、その際、モバイルバッテリーが結構重いのである。私の持っているCheeroの10400mAhのバッテリーはおそらく500g以上はある。そこで、最近購入したのは2600mAhの容量の小さなバッテリーにLEDが付いたもの。これ一本でバッテリーとライト両方が使えるのであるから、相当の重量の節約になる。いろいろ調べたところ、EasyACCというメーカーの商品が非常に良さそうだったのだが、残念ながらAmazonでも楽天でも品切れ状態であったので、とりあえず、見つかる中で最安だったものを取っ掛かりで購入してみた。購入したのは、無名ブランドの「モバイルバッテリー 2600mAh LEDハンディライト機能搭載 カラー9タイプ」というもの。なんと890円で送料無料であった。届いたものは乾電池をふた回りぐらい大きくしたサイズで、片方にUSB端子とLEDのスイッチが付いている。もう片方にLEDがついているのだが、これが結構強力なライトで、昼間のライドであれば十分な機能がある。




  次のライドには、このモバイルバッテリー兼ライトを持って行ってみようと思う。これまでのライトとバッテリーを無くしてこれ一本にするとかなりの重量を削減できる。ハンドル周りの軽さは取り回しにも大きく影響するので、疲労もかなり減らせるはずである。

このモバイルバッテリー兼ライトは、以下の楽天のお店で購入したが、Amazonでも同様の商品で安価なものがある。あとは、取り付けだが、これもハンドルにライト等を固定するホルダーがあるので、これを利用すれば良い。


2016年7月24日日曜日

Escape R3で240キロ

 まあ所詮、自己満足なのだけれど、タイトルの通り、Escape R3でとうとう240キロを走破してしまった。Escape改造に取り組んだ人たちの多くが、「ロードはEscapeとは乗り味が違う。」との言葉を残してロードバイクに乗り換える中、私はちょっと違う。貧乏なのでロードバイクをもう一台買う(しかもEscapeの数倍の値段する)余裕などなく、Escapeに乗り続けるしかないのである。

 240kmは自宅から島根県浜田市までの距離である。Stravaでフォローしている人が瀬戸内海側から日本海側までたびたび往復しているのを目にしていたので、自分でもやってみたくなった。出来るかどうかは、以前に160kmをライドしていたので、まあまあ行けるだろうとは思っていた。それも、レ―パンも履かずに160kmなので、ちゃんとしたクッション性のあるパンツを履けばケツの痛みもなく結構楽に行けるのは分かっていた。
 決行の日は7月11日、実際は気温が30℃を越える真夏日だったのだが、もう8月に入るとつらくなるだろうということで、実行に移した。

 前回、160kmで8時間ぐらい掛かったので、おそらく200kmなら10時間は掛かるであろうということで、日が暮れないうちに帰宅できるよう朝6時に出発。経路は途中までは毎回良く通る道なので特に意識もせず普通どおりに進み、途中から知らない山道に入ったが、足を使い切らないように抑えつつ、それでもまあ普通に進み、結局、何の気なしに12時頃に浜田市に到着。このとき片道の120キロを走破。そう、実は100キロちょっとの行程で、往復で200キロちょっとという計算だったのだが(ルート上はそういう数字だった)、ちょっとオーバーしていた。
 浜田駅前の大阪王将で食事を食べ、13時に復路へ。本当は海でも見て帰りたいところだったが、120kmを走ってきたので、帰りも早く帰らなければ、日が暮れてしまうのである。体力の方は足には来ていたのだが、それほど飛ばさずに来たのでヤバいほどではなかった。帰りで道に迷うと非常に辛いので、来た道を淡々と戻り(それでもちょっと間違えた部分はあったが)、無事に帰り着くことができた。いつも通り最後は大変だったが、まあそんなもんだろう。実際にやってみると240kmなど数字ほど大したことはない。時間さえあれば行けてしまう。今回の場合は移動時間は11時間ほど、休憩も入れて13時間で行けてしまった。獲得標高は5,000mぐらい。
 この日はかなり暑かったので、初めて行く道でこの距離、この時間はまずまずの結果だろう。

   私は自分で言うのもおこがましいが、職業柄、体力とそれに伴う集中力だけは平均値以上だという自信がある。今回などはその典型である。
  今回、日本海側まで行ってしまったので、次は四国か九州に行きた行きたいと思っている。