理由の一つは写真を更新するのが面倒なのである。奥さんの方の実家にも贈って、しばらは実家に行くたびに更新していたのだが、今では懐かしい写真ばかりになっている(まあ、本来そういうものかもしれないが...)。
そんなものをいまさら何をという感じだが、最近、『もしかして、このフォトフレームを高機能なwifiフォトフレームとして復活できるのではないか。』、と思い始めた。というのも、近頃、EyeFi、PQI Aircard、Flucard、Flash Airなど、SDカードに無線LANの機能が付いたものが発売されているからである。これらのSDカードの本来の機能はネットワーク機能のないデジタルカメラで保存した画像を、その無線LANを介してスマートフォンやタブレットなどからアクセス可能にすることである。しかし、その逆で、ネットワーク上からそれらのカードへ写真等をアップロードすることも可能ではないかと考えた。これができれば、フォトフレームにネットワークの機能が付いたのと同じことで、便利なツールになるのではないかと考えたのだ。
同じようなことを考える人はすでに結構いて、日経 Linux 2012年 09月号にLinuxが中身のFlucardでwgetというネットワーク上からファイルをダウンロードするためのコマンドを使って、写真をネット上からダウンロードできる例が示してあった。PQI AircardはこのTrek Flucardのパクリといっても良いような製品。中身はLinuxで最初からbusyboxという基本的なプログラムの簡易版集のようなアプリが入っている。ちょっと違いはあるのかもしれないが、基本的には同じことができる。さらにPQI AircardはマイクロSDを入れ替えれるので、容量もあとから増加できるという利点もある。
PQI Aircardは実は以前に購入というか、フレッツのポイントを貯めてもらっていたので、実際に、日経 Linux 2012年 09月号と、http://netbuffalo.doorblog.jp/archives/4811269.htmlなどの先人たちの知恵をお借りして、いろいろとやってみた。その結果、wgetを動かすところまではなんとかできた。しかし、PQI Aircardはどうも安定性に欠けて、ルーターへ接続できるのが10回に1度程度で、実用性はほとんどなさそうであった。
そこで、最近になって、東芝製のFlash Airがどうもいろいろと機能を持っていそうだと思い、試しに一番安かった、容量8GBの、SD-R008GR7AL01を購入してみた。実際、普通の使い方をしてみると自らがアクセスポイントになるタイプの使い方だとPQI Aircardよりも、Flash Airの方が断然安定していた。さすがの日本製と言いたくなる感じである。しかし、クライアントモードの場合は、Flash Airもあまり安定していない感じであった。
で、肝心の機能であるが、残念なことにFlash Airはそんな機能は持っていなかった。アクセスポイント機能でありながら、ネット接続はスルーしてくれる便利な機能はあったのだが、自らクラウドストレージにアクセスしてダウンロードしてくれるような機能はデフォルトではないようであった。しかし、東芝のサイトや他社のサイトではFlash Airを利用してそのような機能を付加しているようである。また、東芝の方でプログラミングコンテストのようなものを行っているので、今後、またそのような機能を付加することが可能になるかもしれないと期待している。
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