2013年12月17日火曜日

Canon PIXUS MG7130を購入

 先日、年賀状を刷ろうとCanon PIXUS MP610で写真の試し刷りをしたところ、かなりスジの入った写真になってしまった。これ以前から同様の傾向があったことで、そのたびに手動でヘッド位置調整をしてきた。特にうちでは子供が排出口や、背面のメンテナンスピラーに物を入れたりしていて、ヘッド位置がずれる要素は多大にあった。
 そういうわけで、今回も手動で(自動でやろうとすると専用の紙を用意しないといけないので)淡々とヘッド位置を手動でやり遂げ、さあもう一度と写真を印刷してみようとしたところ、「プリントヘッドの種類が違います」というエラーを吐き初め、全く何もできなくなってしまった。

 ネット上に落ちているいくつかの情報に基づいていろいろと試してはみたのだが、基盤がダメな場合は何をしてもダメという記述が見受けられるように、うちのMP610は何をしても復活しそうにはなかった。

 結婚生活を始めた直後に、結婚式の招待状や、式の案内を刷ったりするために購入したMP610。その後も、年賀状や写真を非純正のインクで頑張って刷ってくれていたのだが、ついに力尽きた。ここ一年ぐらいは写真印刷の度にスジが入るので出番があまりなくなっていたのだが、それももしかすると悪影響だったのかもしれない。いずれにしても、よく頑張ってくれた。

 しかし、このままMP610の余韻に浸り続けるわけにもいかないので、さっそく新しいプリンタを買うことにしたのだが、年の瀬も差し迫っていて余韻どころか、悠長に選んでいるわけにもいかない。そこで、今回はCanonの複合機の最上位機種、MG7130を購入することにした。
 決め手はやはり使いなれたCanon製品ということと、価格の安さ。MP610にはなかったwifiに対応しているし、クラウドサービスとの連携も便利そうであった。ただ、若干気になったのが大きさ。ネット上の口コミでは「デカイ」という声が多かった。確かに、「デカい=邪魔」ではある。また、音がうるさいという声もあった。

 まあ、自分としてもその辺は気にならないわけではなかったが、しょっちゅう印刷が連続するわけではないので、この辺は目をつぶった。

 いつもどおり、Amazonでサクッと購入。土曜の夕方に注文して、月曜日には届いた。


 そして届いたのがこれ。

 どどーん、という感じで箱はでかい。隣にチラッと写っているのが、しんでるMP610。

 
 箱から出してMP610と並べてみた。「デカい」という評判であったが、MP610とさほど変わらない。むしろ高さのあるMP610の方が存在感がある気がする。あるいは、白色ということもあって、若干落ち着いて見えるのかもしれない。


 で、音はどうかというと、これもMP610とたいして変わらない。インクジェットプリンタにありがちな音であるが、若干動作が機敏な分、音が大きく感じるのかもしれない。 これで音がでかくてダメという人はよっぽど連続使用でもするのか、あるいは、インクジェットを使ったことがない人であろう。


 コンセントを挿して設定をする時間(インクのセットや、ヘッド位置調整、wifiの接続)はあっという間に終わり、10分後にはiPhoneのアプリからL判の写真紙へ印刷が完了していた。驚くべき簡単さとである。しかも、ネットが使えるのをいいことに、クラウドサービスとも連携する。文字入力もタッチパネルで、さながらスマホのようなものである。これは少し驚いた。また、購入の際、6130という下位機種の方が若干安く、これでも良いかなと思ったのだが、液晶サイズが7130よりも0.5インチ小さい。この高機能を考えると7130にしておいて良かったと思った。

 とりあえず、Evernote、Dropbox等を使って見たが、なかなかよさそうである。操作もスワイプなどが使えて、ほとんどiPhoneを使っている感覚である。液晶のギャザと少々のもっさり感でさながら3GSという感じ。これからどんどん使い倒していく予定。まずは、安くてトラブルのない互換インクを探すことから始めなければ。





 

2013年10月21日月曜日

LTE対応のモバイルルーター

 先日、ServersMan SIM 3G 100のサービスが更新されて、ServerMan SIM LTE 100となった。それでも、自分はほとんどLimitedモードでしようして、さらにiPhone3GS(JB)で使用しているので、まったくLTEの恩恵は受けれていない。
 最近、LTEの回線が入ったのと関係があるのかどうか知らないが、ServersManの速度が向上して、いつのまにか100bpsのサービスでも90bpsまで出るようになっている。それもあって、今のままでも十分ではあるのだが、今度はiPhone3GSの寿命がきになるのと電池の持ちの問題が出てきているので、ちょっと最近のLTEモバイルルーターの事情を調べてみた。


 当然、データ通信専業の会社はどこもLTEルーターをセットで販売しているが、そちらは論外。自分が考えているのはルーター本体だけのSIMフリー端末である。


・Huawei E589
 前回、E586で失敗しただけに若干不安ではあるが、PocketWifiとして多く流通するHuaweiの製品。EMOBILE LTE対応端末の『GL01P』と同等品(対応周波数が異なる)。



(4G)LTE FDD 800/900/1800/2100/2600MHz
(3G)DC-HSPA+/HSPA+/HSPA/UMTS 900/2100MHz
(2G)EDGE/GPRS/GSM 850/900/1800/1900MHz
Weight: 140g
Size: 113(H) x 62 (W) x 13.5(D)mm
Display: 1.45-inch TFT display
MicroSD Card : Up to 32GB
通話時間 : 最大10時間
スタンバイ時間 : 最大100時間
データ転送 : 4G LTE (DL) up to 100 Mbps
HSPA+ (DL) up to 42 Mbps
HSUPA (UL) up to 5.76 Mbps
UMTS up to 384 kbps
EDGE up to 236.8 kbps
GPRS up to 85.6 kbps
Wi-Fi 802.11 b/g/n

ただし、ここを見ると、海外輸入品は800Mhz帯には対応していない様子。






・Huawei E5776s-32。
 こっちがHuweiの最新モデルの様子。3Gの対応電波が多い。


(4G) LTE FDD 800/900/1800/2100/2600MHz
(3G) DC-HSPA+/HSPA+/HSUPA/HSDPA/UMTS 850/900/1900/2100MHz
(2G) EDGE/GPRS/GSM 850/900/1900/2100MHz





・NetIndex NI-760S。
 NCXX(ネクス)という会社が販売する、あまり聞きなれないブランドのLTEモバイルルーター。元々は、カナダ・バンクーバーに本社を置くSIERRA WIRELESS 社 (Sierra Wireless, Inc.)が製造している製品。hi-hoなどが配っているようで、ユーザーはまあまあ存在する様子。

 

仕様等はよくわからない...








2013年9月26日木曜日

パラメヒコライト 12 HGを購入

 前回、サッカーシューズを購入したのは、2011年12月26日(「久しぶりのサッカーシューズ」で、パラメヒコライトを購入したのだが、すでに1年と9カ月が経過した。その間に試合出場の度に使用してきたが、さすがにポイントが擦り減り自由に止まれなくなってきた。決定的だったのは今週の日曜日と月曜日の試合で、ゴールキックがまともに蹴れなくなっていたこと。軸足が動くので、体幹のパワーが使えず、右足だけで蹴るようになってしまった。その結果、弾道が上がらず途中でカットされることも多くなり、それはそれは情けなかった。  


 そこで、新しいスパイクを購入した。今回も同じパラメヒコライト。
 ただし、前回はいつものオーソドックスなFCラストのタイプだったのに対して、今回は、HGという、ハードグラウンド(つまり土)、人工芝対応のソールのものにした。理由は価格が安かった(\4980)のと、実際、土のグラウンドで試合することが多く、FCラストの突き上げ感と減りやすさにちょっと不満だったため。色は黒白。

 しかし、実際に届いたものを見てみると、ソール以外にもステッチや靴の内側の素材にかなり違いがあった。

(1) まず、おもしろかったというか、意外だったのが、靴ひもが二つあったこと。楽天で購入したのだが、写真を見ると編上げの途中から別の色に変っていたので、これはなんだろうと思ったら、単純に靴ひもが黒と白を選べるように二つ付いていて、一つが途中から仮に編んであるだけのことだった。  

(2) 足先のステッチが単純化されていた。前のモデルは縦にもステッチが入っていて、それがタイトなフィット感をもたらしていたと思うのだが、これがなくなっていた。実際に履いてみてプレーしてみないと分からないが、若干、フィット感が減るような気がする。

(3) 靴のかかとの内側の素材がウレタンから、人工皮革に変っていた。これもちょっとフィット感が減るような気がする。ウレタンのヒールは高級スパイクの代名詞でもあった気がするのだが...。昔、パラメヒコの廉価版モデルのような感じで出ていたレセルバを思い出す。レセルバもインナーの素材は人工皮革でつるつるであった。自分は学生時代はレセルバを買うことが多かった。まあ、レセルバはレセルバで、カンガルーじゃなくて牛皮で耐久性も高く、それは良いスパイクではあったが...  

(4) シュータンが変わり、短くなった。まあ、これはしょっちゅう変わるので大したことはない。シュータンは個人的に長いほうが好きなのだが、短くなってもどうってことはない。  


 以上、今回購入したパラメヒコライト 12 HG (102734-06)は、もはやパラメヒコからは程遠く、以前のパラメヒコライトともかなりの違いがあるような気がした。むしろ共通点は名前ぐらいしかないぐらいで、実質、別のモデルである。

 まあ、そうはいってもシューズを選ぶような繊細なプレーはできなし、試合でなんども履いていれば慣れてくるのだろうが....。先述したように、今回は楽天で購入した。5000円以下で激安かと思いきや、近所のヒマラヤでもほぼ同じ価格でがっくり。しかも、ヒマラヤは新装開店セールで5000円で500円のキャッシュバックもやっていたので、そっちの方がお得なのであった。。。。




2013年7月21日日曜日

自転車ツーリングキャンプのための道具一式を購入

  以前から自転車でキャンプ旅行をしてみたいと思っていて、キャリアとパニアバッグは購入していた。道具の方はというと、実家に一部道具があったり、「あまり使わないのに…」という家族の反対もあり、購入に踏み切れていなかった。
 しかしながら、仕事の都合で山中でキャンプすることになりそうで、一揃いの道具は購入しておくべきだと考えるようになった。また、普段は使うことはないであろうが、非常時にはキャンプ道具が役に立つかもしれない。

  そういう訳で、Amazonで一揃いまとめて購入した。製品を選んだ基準はとにかく、パニアバッグに収まるようにコンパクトなサイズで、そんなに使用頻度が高いわけではないので、価格も安いものを選んだ。

 その一揃いがこれ。

左上から、
わりと形から入る自分だが、使うかどうかも分からないものに散財するほど馬鹿ではなくなった。パール金属のブランド、CAPTAIN STAGは、『以前はプロが使うものではない。』などと軽く馬鹿にしていたが(そういう自分がそもそもプロではないw)、そのコストパフォーマンスには目を見張るものがある。実際、届いたものは二人分でありながら、非常にコンパクトにまとまるし、十分な性能を持っていると思う。自分の使用頻度から考えれば、耐久性も数シーズンは大丈夫だろう。


これもパール金属製品。テントと同様コンパクトで、パニアバッグのサイドにも収まる。最低使用温度は15℃であるが、仕事で赴くフィールドは南方なので、問題ないレベル。



正直、クッカーセットというものを使ったことがないので、とりあえず、安く手に入りかつ、定評のあるものを選んだ。お湯などを沸かしてみたが、まったく問題ない。鍋が二つと、そのフタにもなるパンが二つ付いている。一つはご飯を炊くために使い、もうひとつが他の料理に使えるとすると、これ一つで十分だ。


やはりどこでもプリムス(キャンプ用のガスボンベ)が手に入るわけではないことを考えて、ストーブは、SOTOのこのタイプにした。サイズもイワタニのものよりもコンパクトになり、その点も良い。


インナーシートまでCAPTAIN STAGにする必要はないのだが、非常に安かったので、購入。普段のレジャーシートにも使える。



 以上の5点を購入したが、一番重要なのは、これらが以前購入したGiantの純正パニアバッグに入るかどうかである。そこでとりあえず、詰めてみたが...


これが意外と容量があって、ラクラク入るのである。バッグの上部は袋が伸ばせるようになっていて、長いテントでも十分に入る。また、バッグの上にはゴム紐が付いていて、ココにインナーシートを挿せる。これでとりあえず、旅の準備は整った。 後は、実際に使って見てどうかである。

2013年7月6日土曜日

自転車用サングラス OGK KABUTO Binato-5 (ビナート5)

 自転車でロングライドに出る際、一応、普段使いのサングラスを持って行くのだが、結構違和感があってあまり長い間つけることがない。結局荷物になって、非常に効率が悪い。

 しかしながら、元来、自転車というものは車や、ヘルメットにシールドのついているバイクと違って、目を守るものが何もない。直射日光は目を疲れさせるため有害なのはもちろんだが、道端に生えている木々など、意外と障害物も多い。そのため、サングラス(あるいはゴーグル)は格好だけではなく、必須とも言えるアイテムなのである。

 そこで、これからの暑い季節を乗り切るため、快適に装用できる自転車用のサングラスを購入した。
 当然のことながら、スポーツ用品の常で価格は青天井。そこで、まずまずの価格で定評のある。OGKのビナート5を購入した。このラインナップではビナート3が定番のようであるが、“5“は視野に入らない部分にベンチレーションのスリットがあり、曇り止めの効果があるようだ。
 また、個人的には“3“のゴテゴテしたフレームよりも、“5“のシンプルなフレームが良いと思う。実際に届いた商品はこちら。質感さることながら、ケースも付いて4,000円程度の商品には見えないと思う。もちろん、レンズも3種ついている。実際に使ってみての感想はまた後ほど。









2013年6月20日木曜日

フィールドワークと非常時のための「手回し」発電装置

 時間が余っているわけでもないのに、何か新しいものを探してしまうのは、解析が終わって好奇心が果ててしまった研究テーマから逃れたいからだと思う。

 今日は、ソニーから新型の「手回し発電機」というのが発売されたというニュースに惹かれた。というのも、もちろんiPhoneが充電できるから。これまでも太陽光で使えるというのはいろいろと探して、以前もiPhone3GSの外部バッテリーとして、コレを買ったりしたのだが、予想通り、太陽にずっと当てておくということはなかなか難しく、その結果として効率良く充電することは難しい。

 しかし、人力でモーターを回転させて発電するなら、天候に左右されずに発電できる。しかも、ライトやラジオ、防水といったフィールドワークや災害時に役に立ちそうな機能も付いている。
 ソニーのICF-B88 という機種だと太陽光パネルも小さいながらも付いており、昼間、太陽が出ていれば太陽光での発電も可能なようだ。ただし、発売は2013年7月下旬。

 現行では、以下の機種が出ているようだ。
 SONY 手回し充電FM/AMポータブルラジオ ホワイト ICF-B03



 ただし、この機種はiPhoneには対応していない。今回、新しく発売される、ICF-B08ICF-B88とICF-B03との違いは、防滴(IPX2)から防水(IPX4)になったことと、iPhoneに対応したことだろう。



 

 しかし、いろいろと探してみると東芝からほぼ同じ仕様でiPhoneに対応したものが既に出ていた。それが、以下のもの。

TOSHIBA 防水充電ラジオ TY-JR50





 防水性能もIPX4でほとんど同じ、今回のSONYのモデルチェンジはこの東芝のものに合わせたものだったとも読める。

 しかし、5000円ぐらいでこうしたものが買えるなら、仕事用兼、緊急時の対策用に買っておいても良い。

 ちなみに、中国製で良ければ、2000円台からある。iPhoneは直接充電できないようだが、iPhone用の外部バッテリーに給電してから充電すれば良いわけで、iPhoneのバッテリーにも優しい。ガワも大きいようなので、こっちは家に置いておいて、非常時専用という使い方もありかもしれない。

2013年6月12日水曜日

ブレーキシュー交換

 しまなみ海道ロングライドでは、小雨が降り続いていたので、ブレーキシューは一日で擦り切れた。さっそくカートリッジ式のコストパフォーマンスを味わうべく、SHIMANO M70R2(シビアコンディション用)ブレーキシューを注文し、交換した。

 取り換えは簡単で、取り外しは、ピンを取り除いた後、タイヤが回る方向とは逆にシューをずらすだけ、取りつけはその逆。シューもLとRがあるので注意。自分は形から判断して付けたがちゃんと書いてあった。
 どうせ何度も買い替えるものなので、ラボの消耗品と同様に、ストックは1個余分に注文した。


尾道ーしまなみ海道ー松山ロングライド

 2013年6月1日の早朝から夕方にかけて、尾道からしまなみ海道を通って四国に上陸し、さらに松山へ抜けてフェリーで本州に戻るという、おそらく、わりと典型的なルートでロングライドしてきた。

 今回の旅は、同じ学部の同僚であり学生時代からの友人Kと2人旅。尾道から生口島までは学生DGも同行して引っ張ってくれた。

 さすがに尾道まで走っていくのは、日帰りでは厳しいだろうということで、今回は尾道駅まで輪行して行って、そこからを旅の始まりとした。また、そのために輪行バッグも購入した。バッグはいろいろあるが、前後輪外すのはめんどくさいので、TIOGAのコクーンを購入した。また、フォークとバッグ保護のために、エンド金具も購入しておいた。



 買い物という点では、実は今回の計画は元々、一泊二日の旅で計画していて、そのためにEscape R3に付けるキャリアとバッグも購入していた。しかし、残念ながらお互いの日程が合わずに日帰りの旅となり、これは使うことがなかった。ちなみに、キャリアはアサヒでGIANTの純正品を購入し、バッグもアマゾンで手に入ったGIANTのパニアバッグを用意していた。もちろん、これらは純正品だけあって、相性は良い。さらに、これに取り付ける尾灯(CAT EYE TL-LD155-R)のリアラックブラケットも購入し、準備は万端だった。今回使うことがなかったのは非常に残念であるが、次回はこれらが活躍するような長旅がしたい。



  道中の経路はGPSでログを取ったので詳細に書くまでもない。そもそも一本道のようなものである。

20130602 Shimanami-Imabari-Matsuyama


EveryTrail - Find the best hikes in California and beyond

 それぞれの機材は自分がEscape R3 Retroshift ver、Kがリタノフ改、途中合流したDGがTREK 1.5という、非常に個性的な組み合わせであった。
 今回の旅は、自分としてはRetroshiftを導入してドロップハンドル化したEscape R3の実力を見極めるのも目的の一つだったが、この日は天気予報では午後から曇りとなっていたにもかかわらず、小雨がやまず、ずっと雨に打たれながらのいきなりの試練の旅となった。

 結果から言えば、ドロハン化したEscape R3は非常に快適で、故障もなく、これほどまでにロングライドが楽しくなるなら早くやっておけば良かったと思えるほどであった。逆にKのリタノフ改はメンテをしていないのが災いして、途中、何度も停車して調整をしながらの大変な目にあっていた。ログでは速度が遅く表示されているが、これはKの調子にあわせてゆっくりいった箇所が多いためで、普通に走ったなら巡航速度を30Km以上に維持できたと思う。実際、今治から松山までの道は非常に平坦で、30Km以上は常に出ていた。

 また、元々、クロスバイクであるEscapeが輪行バッグに入るのかという問題があったが、これも全く問題がなかった。あまり気にして写真を撮らなかったが、下のような感じである。
尾道駅でバッグから出して組み立て中
帰りの高速船に乗せるために再度梱包
電車は当然であるが、帰りの松山からの高速船でも輪行バッグに入れれば人だけの運賃で済む(といっても、5000円以上する高額な運賃ではあるが...)。
 このTIOGAのコクーンに無理やりマウンテンバイクを入れてしまう猛者もいるようだが、Escapeの場合は問題なくすんなり入る。 エンド金具はなくても問題ないのかもしれないが、やはり袋にあたる頂点が鋭利だといつかは穴があいてしまうような気はする。

 こんな感じで、雨の中ではあったが、Retroshiftで生まれ変わったEscape R3 を操り、輪行バッグで自由自在な旅を楽しめたのは良かった。次回は晴れるといいのだが...

2013年3月31日日曜日

Escape R3 (2009)のドロップハンドル化 レトロシフト版

 ここ数年、熱病のように何度も考えてきた、愛車Escape R3のドロップハンドル化についに着手した。人気車ゆえに、これまでにも何人も同じことに挑戦し、本体価格以上の費用をつぎ込んでドロップハンドル化を達成してきたわけだが、自分はデフォルトのパーツを生かしつつ、現実的かつ、無理のない改造をしたかった。

 ドロップハンドル化(通称、ドロハン化)において、最もカギとなるのは変速・ブレーキシステムである。一番、肝心のハンドルについては、実はステムを交換しなくても、ハンドルだけ買ってきて置き換えることは可能なのだ。これまで改造を行ってきた人たちを悩ませてきたのは、ハンドルではなく、そのハンドル形状に由来する変速・ブレーキシステムの変更なのである。
 問題点を整理すると、以下のようになる。

A. ドロップハンドルにおいて一般的な変速・ブレーキシステムはSTI(Shimano Total Integration)であるが、これは通常、Escape R3に元々装備されているVブレーキに対応していない(Vブレーキの可動量が足りない)。

B. Aと同様にSTIは元々の装備である変速機に対応していない。

 すなわち、Escapeはクロスバイクであり、MTBとロードレーサーの中間と位置付けられてはいるが、元来の装備はMTBのそれであり、ロードレーサーを前提としたドロップハンドルのパーツとは本来互換性がないのである。これに対して、これまでの改造は以下のような方策をとってきた。コストを昇順に並べると以下のようになる。(カッコ内は主に必要となるパーツ。)

1. ドロップハンドルに置換し、ブレーキ、グリップシフトをそのまま付ける。
 (ドロップハンドル、ステム)

2. ドロップハンドルに置換し、シフターをバーエンドシフター、ブレーキをVブレーキ対応のレバーにする。
 (ドロップハンドル、ステム、Wレバー、ブレーキレバー)

3. ドロップハンドルに置換し、Vブレーキのまま、シフター・ブレーキをSTIにする。
 (ドロップハンドル、ステム、STI、クランク、BB、フロントディレーラー、スプロケット、リアディレーラー、(場合によっては、トラベルエージェント))

4. ドロップハンドルに置換し、さらにブレーキをカンチまたは、キャリパーに変更し、STIにする。
 (ドロップハンドル、ステム、STI、クランク、BB、フロントディレーラー、スプロケット、リアディレーラー、ブレーキ(キャリパーの場合はフロントフォークを換えるあるいは、Escapeに付いているほぞ穴に無理やりつける))

  値段については、交換部品が増えることからも分かるように、1から4の順に高くなる。4に至っては、おそらく入門グレードの完成車が買えるぐらいになっていると思われる。改造自体は楽しい行為だと思うが、正直、自分ならここまでするなら、完成車を買う。
  しかしながら、改造した人たちのEscapeに対する愛着のようなものには、大いに共感するものがある。それに、新しい自転車を買うとして、Escapeを乗らなくなるのは、実際もったいない。そこで、今回は、コストを抑えて、安全性、性能を犠牲にせずにドロップハンドル化を試みた。

 用いた方法の概要は一言、レトロシフトを使ったというところにある。このパーツ一つでシフターとブレーキのパーツ互換性が解決してしまうのである。

 購入したものは以下のもの。価格は、Cycle Shop Grumpy(1)、Amazon(8と9)、ちゃりんこ王国楽天市場店(2,3,4,5,6,7)でそれぞれ購入した際の価格である。Amazonは例外的だが、こういうものは一括で注文しないと、送料がかさむので一度に注文したいところだったが、レトロシフトは取り扱うショップが少なかったので、唯一単品で注文した。ただし、この中ではやはり一番高額なのものなので、送料は無料であった。

1. Retroshift CXVn CX2n フロントW シフターなし Vブレーキ対応モデル ¥13,800

2. FSA OMEGA PSH コンパクト ¥2,970

3. PROFILEDESIGN シュレッドレスステム 31.8 ブラック 83x80mm ¥3,240

4. ダイアコンペ Wシフター グランコンペ \3,320

5.ダイアコンペ トップキャップ アヘッド用 \290

6. PROMAX ヘッドスペーサー 各種 {合計 42mm (10mm*2+5mm*2+3mm*2+2mm*3)}合計 \890

7. DEDA バーテープ Btape28 bn \750

8. SHIMANO ROAD SUSブレーキCBLセット \1,630

9. SHIMANO OT-SP40 ロードシフトケーブルセット \645

 部品は合計で\27,535であった。また、このシステムの素晴らしいところは、将来的にFD、RD、BB、クランクなどを組み替えても、シフターはフリクション(無段階)なのでそのまま使用可能なのだ。
 組み付けについては、省略する。ステムごとバーハンドルを取り外し、シフター、ブレーキもケーブルごと取り去り、それを新しいステムとドロップハンドル、レトロシフトで置換し、ケーブルを新しくするのみ。FD、RDは可動域をすでに調整しているので、ほぼ無調整でWシフターが機能した。
 

レトロシフト(CXVn CX2n Gray)。包装はこれだけ。非常にシンプルだが、いかにも小さなガレージカンパニーが作っている感じが出ていて良い。
実写に組み付けたレトロシフトとダイヤコンペのWレバー。
完成したEscape R3 Retroshift ver.

 黒と白のいかにもチープな感じのする自転車だが、機能としては申し分なく、派手なロードバイクよりも自分はこちらの方が好きだ。何より、5年目に突入するEscape R3 (2009)に快適に、楽しく乗り続けられることが嬉しい。



2013年3月28日木曜日

子供の自転車

 娘は3歳で、ついこないだ三輪車を達者にこぐようになったかと思ったら、今度は自転車である。というのも、最近、年齢が少し上の子供たちに遊んでもらうことが多く、その子達は自転車に乗っているのだ。娘はその輪に入ろうと、三輪車を必死に漕ぎ、自転車についていこうとするのである。しかし、小学生の子たちもまだコロが外れたばかりぐらいの子たちで、そんなに運転がうまいわけでもなく、見ていて非常に危ない。それで、結局、娘は「危ないから」という理由で、自転車の輪には入れないのである。
 自転車屋の孫として、また自転車愛好家として、娘の悲しそうな姿がとても悲しかった。それで、まだ少し早いぐらいだが、娘の入園祝いを兼ねて、自転車を買ってやろうと考えた。

 ここによれば、幼児用の自転車はだいたい、12~18インチぐらいで、12インチはほぼ三輪車で身長85cmから、14インチは身長95cmから 、16インチは身長100cmから、18インチは身長105cmぐらいからである。
 このうち、16インチは最も種類が豊富であるとのこと、また、我が子の身長を考えて、狙いを16インチに絞って機材を探してみた。ボディーのカラーについては、下の子(男の子)も乗れるようにアンニュイなカラー、デザインは自分のセンスで選んだ。やはりゴチャゴチャしたフレームは美しくない。基本のトライアングルか、ママチャリタイプでも素直なデザインを選んでみた。



ルイガノ・LGS-J16 (Louis Garneau/LGS-J16)

楽天の最安値






GT・ラグナ (GT/Laguna)

楽天の最安値





ビアンキ・バンビィ―ノ (Bianchi/Bambino)

楽天の最安値






ブリヂストン ビッケ bikke m 16インチ BK162

楽天の最安値

 結局、コンパクトでカワイイ感じのフレームであるブリヂストンのbikke m 16インチにした。近所にサイクルベースアサヒがあり、店舗受取で送料がかからなくなるので、サイクルベースアサヒの楽天のネットショップで注文した。価格は18,529円で他のショップの送料を含めた値段よりも安くなった。