2017年12月5日火曜日

エルゴラピードLithium(ZB3013)の電池交換に成功

 うちの奥様から我が家の一年半前に購入した掃除機、エルゴラピードLithium(ZB3013)の電池がすぐに切れてしまうというクレームが入った。まさか一年半で電池が持たなくなるとは考えてもいなったのだが、リチウムイオン電池の充電回数が約500回とすると、ほぼ毎日掃除するとちょうど電池の寿命となるようだ。
 ネットを検索すると多くの人がこの掃除機の致命的な欠点として電池寿命を挙げていて、それでいてメーカーのエレクトロラックスは9000円でZB3013のモーターを含む本体部分(ハンドユニット)を交換してやるという殿様商売をしているものだから非常に評判が悪い。9000円も出すならまともな人はマキタのより高性能な掃除機を買うでしょう。

 しかし、新しい掃除機を買ってこの掃除機を粗大ゴミに出すのも少しもったいない。エレクトロラックスはクズだが、この掃除機には罪はないのである。そこで、電池を自分で交換することにした。すでに先人で人柱になっているがいたので、自分でもできるという確信があった。我が家にははんだをはじめ、だいたいの工具はそろうので、18650リチウムイオン電池×5本と、星型ドライバを購入して実際にチャレンジしてみた。

 リチウムイオン電池についてはいろいろ容量があるが、まともな電池はだいたい2600mAhらしい。もちろん容量が多い方が良いが、容量が大きすぎる表記の電池、特に「UltraFire」、「TrustFire」等の中国製品で一時期隆盛を極めたものが怪しいらしい。
 しかしかといって、日本製セルが入った製品は少し値段が高く、エルゴラピードに入れる5本分だと、1000円を越えると5000円はかかることになり、修理することにメリットを感じなくなってしまう。そこでやむなく怪しいが値段がそこそこするUltraFireの3000mAhのものをファンクストアという楽天のストアで購入した(後述のため、リンクは貼らない)。また、実は実家の掃除機も同じものなので、もう一セットをROWA・JAPANで購入しておいた。信用のおけるROWA・JAPAN18650電池が売られているのは後から知った。しかも、三洋製セル(パナソニック?)で充電は1000回可能と謳っている(また、ちゃんとPSEマークも付いている)。後から考えれば、この電池だけを最初から購入すればよかった。3本と2本入りを購入しても3000円と少しで購入できる。

 電池はどちらもメール便で3日後ぐらいに届いた。早く電池を換えないと掃除が出来ないというリクエストに応えるべく、すぐに交換を試みた。
 
 まず、本体からハンドユニットだけを取り出し、分解する。ここで意外だったのが、特殊な星型ドライバーは必要なかったということ。この方うちのものは普通にプラスドライバでオッケーだった。ロットや製造時期によって違うのかもしれない。
ハンドユニット本体と道具。左上部に移っているのが怪しいUltraFireの入っている箱。
箱に書いてある電話番号は香港のものだった。
特殊ドライバーセットも今回は必要なかった。
プラスドライバーで数か所のネジを緩めると、外郭のパーツは簡単に外せる。
パカッと
外すと、すぐに左から、手元の電池二つと基盤、モーターが見える。一年半ぐらいしか使っていないので、中のホコリは大したことはなかった。逆に言えば、それぐらいでも電池寿命を迎えてしまうのはいかがなものか。
 ここからさらに基盤を留めているネジ二つを取るとモーターの下に隠れている電池3本が見える。

 分解自体は大したことはない。また、部品も過密に詰まっていることもなく、労せずアクセスできる。
 
 まず、手元の電池から外すが、ここは電池の入っている外側のケース様のものが外郭の差し込みに入っているのでそこを外す。
ここは少し力が必要。
電池を取りだしたら、あとはタブの部分をゆっくりと引きちぎる。自分の場合はこのタブの金属をそのまま利用してはんだ付けしたので、この時、出来るだけタブの金属が残るようにした。

極性を間違えると危険なのでメモを付けながら。
もとの電池を外したら、新しい電池を付け替える。最初は怪しいUltraFireを接続...。
やけに軽い3000mAhと称する電池。
 半田付けは何度も経験があるが、できるだけ電池にダメージが入らないようにサッと行うのは中々難しい。電池とタブ金属にはんだを盛っておいてそれを融合させるという方法がたぶん一番効率良く結線する方法。また、電池に付ける線の向きは元に収めるときに重要になる。電池には元の線の向きになるように付けること。
 この作業は過度に恐れる必要はないと思うが、リスクはあるので素人にはお勧めしない。もちろん自己責任で行うこと。

元の電池。これは十分重量がある。

 元の電池は"SE US18650VT3 T3" "G0182624XH13E"とラベルがあり、SONY製の1600mAhの電池だった。エルゴラピードには30Whとあるので、1600mAh*3.7V*5=29600となるので、計算と合う。

 電池をすべて付け替えたところで一応モーターが動くことを一瞬確認して、元通りに電池を戻した。充電スタンドに戻して充電もできること確認。

 そして、次の日の朝、起動してみると...。なんと以前と変わらないぐらいの時間しか作動しない!。フルパワーだと1分も持たない。弱いパワーにすると5分ぐらい持続できるが、それだと電池を交換した意味がない。愕然とするが電池が偽物だったとすれば納得がいく。1600mAhから劣化した電池と同程度なのでおそらく、容量は3000mAhなど嘘で1000mAh以下だろう。ファンクストア、いやファ○クストアである。

 仕方がないので、また次の日にROWA・JAPANで購入した18650電池に付け換えた。その結果、今度はちゃんと新品と同様に一回の充電で家中をフルパワーで掃除できるようになった。こちらは公称2250mAhなので、元の電池よりも容量が大きく、充電繰り返し回数も1000回とあるので、おそらくこの先二年は使えそうだ。二年も使えば他のパーツがダメになっているかもしれない。そうなったら次こそは買い替えである。




2017年12月4日月曜日

キャンプに向けてバーベキューグリルを算段する

 最近、子供たちも大きくなってきたこともあり、今はまだ寒い日が続く2月だが、春になれば、キャンプに行こうという話が出てきた。自分自信は用もないのに外に出るのは嫌いなのだが、異にキャンプだけは別である。子供のころはテントも持たず、山で野宿をしたりするほどキャンプが好きで、キャンプきちがいと言われたほどである。無論、大人になった今はテントもあるし、ランタンも仕事道具兼用で十分なものがある。

 ただ、我が家のキャンプ道具に足りないもの、それはバーベキューグリルである。やはりキャンプといえば、バーベキューである。仕事での野宿では決してやろうとは思わないが、子供たちが火を体験する機会でもあるし、何より喜ぶからである。
 そこで時期はまだ早いが、シーズンが始まってから急いで選ぶ前にある程度算段しておくことにした。

1. ユニフレーム ファイヤグリル
 キャンプに行ってみると実感するのだが、バーベキューの醍醐味の一つは火を起こし、日常ではあまりじっくりと見ることの少ない炎を見ることである。これは子供たちにも見せたいものの一つであるから、自然と焚火台が選択肢の一つに入ってくる。そして、キャンプに行くともうひとつ実感するのが、そんなに一度に肉は食えないということである。特に家族で行く場合、今のところ子供たちがそれほど食べるわけではないので、これぐらいのサイズで十分ではないかと思う。また、グリルのレイアウトとして、網が45度回してあるので燃料をそのままでも出し入れし易いというのも良さそうである。





 上のファイヤグリルに対して、あまり賛成でないのが奥様の方で、キャンプで鍋料理などをしようとすると、バーベキューをしながら鍋が置けないということである。確かに、それはそうで、そうなると普通のバーベキューグリルが良いのかも知れないと考え始めた。実は、ロゴスというブランドに少々、こだわり始めたところがあり、それならば炭の出し入れが簡単でオプションでアルミ箔のカバーなどがついたチューブラルが気になり始めた。すべてステンレスでさびにくいという点も良い。